本日は海外で発見された「リアル・シャークトパス」についてご紹介します。【ニュース紹介】
※サムネイル画像はイメージです。
シャークトパスという映画はご存知でしょうか。
2010年にアメリカで公開されたこの映画は上半身がサメ、下半身がタコという生物兵器が暴れ回るSFホラー映画です。
映画のタイトルはシャークとオクトパスをかけた造語となっています。
あくまでファンタジーであり実際にそのような生物はいませんが、2023年12月にニュージーランドのオークランド大学Rochelle Constantine教授が「sharktopus(シャークトパス)」を動画で捉え、2025年3月に発表しました。
https://www.instagram.com/p/DHK1uFLywv6/?img_index=2
※オークランド大学のinstagram
https://www.nytimes.com/2025/03/20/science/octopus-riding-shark-new-zealand.html
※ニューヨークタイムズに掲載された記事
なんとアオザメの上にマオリタコがしっかりとしがみついているのです。
通常タコはサメの捕食対象でありながら、映像ではゆったりとまるで遊んでいるかのように見えます。
サメは感覚期間が鋭くタコがくっついていることに気がついている可能性が高いです。
アオザメはマグロなども捕食しており、泳ぐ速度は瞬間時速74kmにも達すると言われています。
またアオザメは深海住む生き物に対し、このマオリタコ(そもそもタコ全般)は浅いところに住む生き物でどういう経緯で出会ったか全くの不明とのことです。
この発表に対し、イギリスのプリマス大学のAbigail McQuatters-Gollop准教授はとても印象的な意見を述べています。
「このサメとタコがどこでどのようにして出会ったのか追求するのは非常に困難です」
「しかし、それ追求することは重要でしょうか?」
「これは面白い発見であるとともに、私たちが海について何も知らない事とそして海を保護する事の大切さを思い出させるものです。」
「自然環境は私たちに日々特別な驚きを与えてくれます。」
大阪湾にも我々が知らないことが多くあります。
私たち取材チームも大阪湾に面した多くの海岸や、海で行われる取り組みを取材してきました。
同じ場所でも季節や時間帯によって見つかる生物は全く違うもので、常に新しい発見があります。
大阪湾で行われたウミウシ探しでも、短時間で多くのウミウシが見つかりました。
海というのはいつも不思議な体験を得ることができますね。