海にゆかりのある神様をお祀りする、住吉大社。
江戸時代、大阪は北前船と呼ばれる商業船の最終地点となっており、多くの船が集まる街でした。
そこで航海の安全を祈願していたのが住吉大社です。
住吉大社で行われる住吉祭、そこで使われる山車を清めるために使われるのが、大阪湾の海水です。
7月15日の海の日早朝、神職が汐汲船と呼ばれる船に乗り込み大阪湾の中心に向かいます。
そして自らの手によって海水を組み上げられます。
▲7月15日(海の日)早朝、出港前の祈願を行う。
▲出港。
▲採水ポイントまで到着。奥に見えるのは兵庫県の街並み。
▲神職自らが大阪湾の海水を汲み上げる。
▲組み上げられた海水は桶にためる。
その後、住吉祭の無事と成功を祈念して神事が執り行われます。
山車にお祓いを施した大阪湾の海水をふりかけました。
海の神様にちなんだ珍しい神事です。
機会があればぜひ見てみてください。