“おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか? “とは、ジョジョの奇妙な冒険第1部で登場したディオのセリフ。
ジョジョの作者である荒木飛呂彦先生の誕生日である6月7日、東京都にて「海と灯台のまち会議」が開催されました。
このイベント自体はジョジョとは何も関係は無い。
そもそも海と灯台プロジェクトというのは、GPSなどの発展により航路としての必要性が低下している灯台をさまざまなことで活用していこうというのが目的。
海と灯台プロジェクト:https://toudai.uminohi.jp/
灯台の廃止が進むため、海の近くにお住まいの方でも目にする機会は少ないのではないだろうか。
このイベントでは既に行われている事例や、これから進められていく事例などが紹介されていた。
灯台のトレーディングカードやマンホールのイラストなどとの企画など7名の登壇者が企画を発表。
1:愛知県 林達之さん
地元を盛り上げるために美浜まちラボを旗揚げし活動している。
今回海と灯台プロジェクトをきっかけに様々な団体を巻き込み「野間崎灯台ポータル化プロジェクト」を始動させ、美浜先灯台を盛り上げるために大きく動くことになった。
林さん「こうした活動を子どもたちに見せていきたいという気持ちもあります。「林先生が何かゴソゴソやってたら、灯台が登れるようになった。冴えないおじさんの林先生でも何かを変えることができるのなら、自分も地域のために何かできるかもしれない。」という思いの子供を育てたいのです。」
2:北海道 大泉じゅんさん
2023年6月現在、函館市の市長を務める大泉さん。サウナ文化の歴史など灯台の歴史について発表した。
3:鳥取県 井口翔さん
2023年に地元の高校を卒業した井口さんは、高校で灯台についての学習を行う中でもっと地元の灯台を盛り上げたいと思ったとのこと。
漫画や地域の学習会を行うなどしており、将来は地元の良さを広める仕事に就きたいと語った。
4:和歌山県 南畑義明さん
宿泊業を行う会社の代表取締を務める南畑さんはビジネスの目線で灯台の活用について発表。
シビアなお金の話をしながらも、海外の事例を踏まえ前向きに灯台の利活用と存続に向けて熱い想いを語った。
5:北海道 宮崎拓馬さん
北海道江差観光みらい機構でかもめ島マリンピングを担当する宮崎さんは、灯台のそばでグランピングや案内ガイドやイベントを実施するなど行っている。
宮崎さんも灯台を観光のランドマークを狙いグランピングなど宿泊できる施設にするように計画しているようだった。
6:津軽海峡フェリー株式会社 船橋由美さん
船橋さんは灯台の利活用についてのアイディアを紹介。
得意の観光業とうまく合わせ新たな観光地となるようなプランを発表した。
7:株式会社ストーリーノート 山田秀人さん
いわゆる今っぽい感じの、SNSでの展開を見越しオリジナルカードを提案。
他の取り組みとは違った視点は「なるほどなぁ」と感じた。
私の住む大阪にも昔ながらの灯台が存在する。
それが旧堺灯台だ。
開業は1877年と言われており、現存する木造灯台としては最も古いものの一つと言われている。
また、大阪堺市では旧堺灯台がデザインされたマンホールを見つけることができる。
堺市上下水道局ホームページ:https://water.city.sakai.lg.jp/soshikikarasagasu/keiki/about/kouhou/611.html
日本財団が発表する海に関する意識調査では2人に1人は海に行ったことが無いとのこと。
行かないならと灯台側から街に来てくれるのはアリなのかもしれない。
「覚悟灯台」とは暗闇の荒野海に!! 進むべき道を切り開く事だッ!
皆さんも地域にある灯台を調べ、足を運んでみてはいかがだろうか。
イベント名 | 海と灯台のまち会議 |