小さくてナメクジのような不思議な生き物、ウミウシ。
実は大阪湾はウミウシが豊富で約200種類のウミウシが確認されており、今なお新しい種類が発見されている。
そんなウミウシに魅了され8年間ウミウシの研究をしているのは、きしわだ自然資料館の柏尾翔さん。
取材当日、8月半ば夏の一番暑い日にせんなん里海公園にやってきました。
広いビーチの真ん中にある人工のタイドプール。
※タイドプール・・・干潮時、岩礁や干潟にできる潮溜まりのこと。
タイドプールには様々な生き物が取り残されており、それらを観察をしながら
大阪湾の生態や環境を調べるそうです。
ウミウシは干潮時に石の裏などに生息しており、ひっくり返せば見つかるとのこと。
※ひっくり返した石や岩は、観察を終えたら必ず元に戻しましょう。
柏尾さん曰く
「小さい頃から骨の無い生き物が好きで、大阪の博物館で働くにあたり
大阪湾はウミウシが多くいる海だと知ってこれをテーマに研究しようと思いました。」
「大阪湾は絶滅危惧種に指定されてるウミウシがいたり、外来種のウミウシがいたりと多様な
ウミウシが存在しています。」
「(皆さんに)まずは身近な海を知ってほしい、ウミウシ見た目が綺麗なのでそういうところから
海に興味を持って、大阪湾の事を知って大阪湾のことを守りたいなという気持ちに繋がるんじゃないかなと思います」
まずは身近なところから海に知ることが大切だと感じました。
イベント名 | 大阪湾近海のウミウシ |