大阪 近畿大学といえば「近大マグロ」は広く知られています。
新たな近大ブランドに「近大ニホンウナギ」が仲間入りするかもしれません。
近畿大学からニホンウナギの完全養殖成功の発表がありました。
日本人には親しみの深いうなぎは、夏の暑さを乗り切るためなど「土用の丑の日」としてよく食卓に並びます。
しかしウナギの生態はわからないことが多くあります。
販売されている養殖ウナギは天然のウナギの稚魚を採取し、食用サイズまで育成したものがほとんどです。
そんななか、人工飼育で親になったウナギから採取した卵を孵化させ、仔魚までの育成が成功しました。
ウナギの人工飼育が難しいひとつに、仔魚から稚魚までの育成があります。
今回発表された「完全養殖」とは人工飼育により育成した親から、卵を採取し
孵化させ、仔魚となった子供が稚魚への変体の可能性が高くなり
発表へと至りました。
近畿大学水産研究所教授の田中秀樹さんは
ウナギの完全養殖は必ずしも「この先ウナギが安くなりますよ」というわけではなく
持続的にウナギを利用できる、そういう未来をつくる
「SDGsの精神」これがウナギの完全養殖の主な意義です。
と語っていました。
イベント名 | 近大ウナギ |