海と日本プロジェクト全体として問いかけている海ごみ問題。そのほとんどが街から出るごみです。
プラスチックゴミなどは自然に還ることは無く誰かの手によって回収しなければなりません。
しかし水中に沈んでしまったゴミの回収は非常に困難です。
そんな水中の清掃活動を行うNPO法人「海未来」を取材しました。
取材に訪れたのは公益財団法人日本釣振興会大阪府支部取材の泉佐野漁港水中清掃です。
お話を伺ったのは海未来 事務局長 専務理事副会長 彦坂弘久さんです。
記者「毎年行われていて、年々ごみは減っていますか?」
彦坂さん「我々が拾ってるごみっていうのが沿岸で投棄されたごみなので、やっぱり毎年毎年一回取るとその時は綺麗になるんですけど
あまりにもそういう場所が多すぎて。
同じ場所のところは綺麗になりますけど、まだまだほんのごく一部なので減ることはないですね。」
記者「どんなゴミが多いんですか?」
彦坂さん「基本的に流れ着くごみと沈んでるごみは種類が違いますので、流れ着くごみはペットボトルだとか浮くタイプのもので浮き輪だとか発泡スチロールとかどんどん流れ着くんですけど
我々の水中のごみというのはほとんどが空き缶とかお菓子などの袋がそのまま沈んでたりとか、それとかよくあるのが食品トレーですね。食べた後のトレーとかが
底に沈んでることが多いですね。
今回は特に空き缶とかが多かったですね。」
今回参加したダイバーは14名で、初参加の方が1名。
全員がボランティアで参加しているダイバーです。
今回のごみ拾いの説明があった後、それぞれ装備の準備を行います。ボンベは海未来が準備してくれるようです。
準備ができた人たちからごみ拾いスタート。
水中の様子を彦坂さんに撮影してもらいました。
海底には泥がたまり、その上に空き缶やお菓子の袋などのごみが落ちています。
それをダイバーの方がひとつひとつ回収します。
ごみ拾いが進むと泥が舞い視界が悪くなってしまいます。
回収されたごみは地上班がロープを使って引き上げ、分別されます。
自転車のカゴやタイヤ、風で飛ばされたであろうトロ箱など様々なゴミが見つかりました。
参加者の方にお話を伺いました。
参加者「(ごみは)結構ありましたね。ただヘドロに埋まっている状態で、拾っていると舞って視界が悪くなるから大変」
今回初参加者「自分は初参加で、元々知り合いが参加していて今回自分も参加しました。ごみがいっぱいあって、視界が悪くて大変でした。」
地上から出るごみを減らすことが重要だと感じました。
イベント名 | 海未来 |