レポート
2025.06.25

水都国際高等学校の学生による大阪の河川調査(2/4)

全4回の大阪の河川調査。

第2回目の今回は寝屋川、大川、そして安治川河口までお届けします。

音川と合流した恩智川(写真右の河川)と寝屋川(写真左の河川)が合流し、ひとつの寝屋川となります。

川幅も倍ほどに大きくなります。

早雲さん「落ちているごみとしてはタバコが多い印象です。」

早雲さん「川に落ちてるごみは少ないと思うんですけど道にタバコのごみとかが沢山あったので、そういったものが風とか雨で運ばれて川に流れるのはあり得るかなと思います。」

中尾さん「端っこの方は川の真ん中の方よりごみが多いと思うので、流れつきやすいんだなと思います。」

 

 

調査が完了し調査の結果を発表しました。

佐藤さん「先ほど山の上の川を見た時には何も(生き物は)住んでなかったんですけど、ここの川を見た時には大きな魚が住んでいたので、なんで上に住んでいてここには住んでいないのか気になりました。」

豊島さん「人が増えたので、その分ごみがもっと増えるんじゃないかなと思ったんですけど意外とそうでもなく、街の中を歩いていると看板を立てていたり住民の工夫が見られたのでいいなと思いました。」

中尾さん「歩道とかではタバコのごみが一番多かった印象があるんですけど、こちらの川(寝屋川)の方では上流になかったごみが川の端に浮いている感じがあったので、やはり上流から中流地点に来るまでにある程度のごみが流れ着いているんだなと感じました。」

 

 

続いて訪れたのは川の寝屋川と大川が合流する直前の地点。

テレビ大阪本社やその奥には大阪城が見える地点です。

この場所は川幅も広く限られた地点での調査となりました。

 

大城さん「先ほど道頓堀川を見てきたんですけど(※道頓堀川での調査は後日別の記事で公開)人が多い割に綺麗だなと思って、そこでは川を清掃する船に乗った方々の努力が見受けられたので、もっと自分たちでごみを減らしたいなと思っています。

龍地さん「水の色が濁っていたのと、草のごみがたくさん浮いていてどこから来たのかなと思いました。」

早雲さん「ここは大阪城が近いので、大阪城に観光に来た人が落としてしまったごみとかが川に流れ着いているのかなと思いました。」

中尾さん「この場所では歩道とか川を通してペットボトルとか大きなごみはあまり見なかったんですけど、紙のごみなど小さい白いごみが歩道とか川に増えていたので、そういうごみが多いんだなと感じました。」

 

 

最後に訪れたのは安治川河口の天保山公園。

以前海と日本プロジェクトでも取材しました。(取材記事はこちら)

 

今回はごみの調査を行います。

以前取材した時よりはごみが少なかったものの、それでも多くのごみが打ち上げられていました。

 

 

佐藤さん「今ままで見てきた川と違って海って大きな存在なので、今まで川に流れていたペットボトルが1本や2本だったんですけど、ここだと5本6本やそれ以上のペットボトルが打ち上がっているのが見つかりました。」

早雲さん「上流と比べるとやっぱりごみの量も増えて、ごみの大きさも大きくなっていて、岩と岩の隙間とかにペットボトルとか缶のごみが多く見つかりました。」

龍地さん「他の川だったら油が浮いていたりしたんですけど、ここだと油は浮いていなかったんですけど、ペットボトルのごみやお弁当の箱のごみなどプラスチック系のごみがたくさん落ちていて、なんでこんなに違うんだろうと思いました。」

 

次回は道頓堀川の水環境を陰ながら支える、清掃船について取材します。

 

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