黒潮(黒潮大蛇行の終了)の影響でサンマ豊漁であるということは以前の記事でも紹介しました。
サンマと同じかはわかりませんが、スルメイカも多く水揚げされていました。
その結果、水産庁がスルメイカ漁に停止命令を出す方向を決めました。
(参考:“異例の豊漁”のスルメイカ漁に停止命令へ 約半年で来年3月までの漁獲可能量を超える 水産庁)
スルメイカ漁の停止命令は初めてで、もし出されれば来年2026年3月末までの間、禁漁となります。
自然の漁の難しさについても、以前海と日本プロジェクトin大阪でも取材しました。
お話を伺った大阪市漁業協同組合では特に養殖は行なっておらず、自然の海産物を漁っています。
養殖は天候に左右されにくく非常に重要な事業ですが、養殖に頼り切りにならず、天然の資源を守り・管理した上で確保することも大切です。
どちらもバランスよく進める事が自然環境にとっても良い結果に繋がります。
下荘漁港では牡蠣の養殖にもチャレンジしています。
自然の魚を漁るだけでは、時化で海に出られなかったりすると漁師にとっては痛手となってしまいます。
若い漁師の生活を守るためにも漁協で一丸となって牡蠣養殖について学び、試験を経て、安定した確立する事ができました。
「大漁」と聞くと、ついハッピーな出来事なのかと思ってしまいます。
しっかりと需要と供給、そして自然環境にしっかりと目を向け、利用する事が重要かもしれませんね。