求愛に「おしっこ」と「鳴き声」を使う魚！？ | 海と日本プロジェクトin大阪

※画像はイメージです。

磯遊びはや釣りなどで親しまれる中近海魚「クロメバル」。
クロメバルのオスが繁殖期に「尿(おしっこ)」と「音響信号(鳴き声)」で求愛行動をとっていることがわかりました。
この研究を発表したのは長崎大学海洋未来イノベーション機構環東シナ海環境資源研究センターの天谷貴史助教、山口燿研究員（日本学術振興会特別研究員PD）および征矢野清教授の研究グループの皆さん。

一般的に海水魚は尿量が少ないとされ、尿による性フェロモンの伝達は不可能と考えられていました。
また、海中での尿を視認することが困難であったことも研究がされなかった一因です。

今回の研究でオスがメスの鼻先で尿をすることや、音を出して求愛することが確認されました。
オスの中でも社会的地位の高いオスは、他のオスより大きな精巣と膀胱を持っていることも確認されています。

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海と日本プロジェクトin大阪では以前、陸養プロジェクトを取材しました。

魚を、食べたりレジャーで親しんだりするだけの存在ではなく、本質的な部分を見つめるプロジェクトです。
視点を変えて研究対象として見たり、どうすれば魚にとって良い環境となるかを考えることで、新たな発見につながります。
子供達はこのプロジェクトを通して命の大切さや魚についての理解が深まったようです。

普段何気なく行われている中に、新しい発見がありました。